FPGAのアーキテクチャとソフトエラー起因の可用性低下
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[[自分用のpukiwiki]]
#contents
* P1 [#lf06b971]
FPGAのアーキテクチャとソフトエラー起因の可用性低下
** 日付 [#zf67e761]
2/15
** 主催者 [#v30578cb]
たつやさん (@zerokfy)
* P2 [#x9193804]
** 自己紹介 [#wf60da7f]
- 名前: たつやさん (@zerokfy)
- お仕事: FPGA向け論理設計・組み込みソフト設計
- 活動: インフラ勉強会で発表(2回目)
FPGA向けCPU(RISCーV)開発 (進捗、ナイデス)
- 興味: 最近sphinxを覚えたいなと思っている
* P3 [#e76b3b73]
** 今日の目的 [#v038eef2]
- FPGAのアーキテクチャ(構成)がわかる
- ソフトエラーの発生メカニズムがわかる
- ソフトエラー発生時の現象と対策がわかる
* P4 [#h6e1c0ff]
** FPGAは無数のスイッチと素子からなる [#p0fc6ee7]
FPGA:Field Programmable Gate Array
- FPGA
-> FPGA(内部)
-> 配線接続部
-> スイッチ素子
-> SLICE or LogicElement
-> LUT (本日の主役)
-> FF (記憶素子)
* P5 [#c7134559]
** PLUT・スイッチの使用例 [#rcc87e1a]
- 論理回路
in_A -------)
-------| ) out_X
in_B | )----------
-------| )
-------)
- FPGAでの実装
※論理回路とFPGAでの実装回路は等価に使用できる。
* P6 [#wf81039b]
** 論理回路をまとめてLUT実装にする [#hbe5a1f9]
* P7 [#rcfc1c1f]
** FPGAに回路を実装する場合 [#v9b6a8ca]
* P8 [#g8d9c6ec]
** FPGAに中性子(宇宙線)が当たる →ソフトエラー [#s94a672f]
* P9 [#ld0e0f6c]
** ソフトエラーからの復帰 [#s5197cf0]
+ 1.Partial Reconfiguration
回路の動作を止めることなく、FPGAの一部を書き直す
(For玄人・・・欠点:領域境界のFF値が不定になる)
* P10 [#tf375260]
** ソフトエラーからの復帰 [#sd91b275]
+ 2.巡回修理
動作中ずっとFLASHから書き直す
欠点:書き直し論理に命中したら救えない
* P11 [#o96fbf95]
** ソフトエラーの予防 [#v96f2476]
+ 1.三重化論理+多数決回路
論理を三重化して多数決回路を挿入する
多数決が全員一致でなくなったら書き直し要求するなど
欠点:回路規模が3倍+α
* P12 [#ab4018d0]
** ソフトエラーに強いCPLD [#y7151482]
- FPGA(Field Programmable Gate Array)
→揮発性メモリ(SRAM)内蔵
ソフトエラーが発生しやすい
- CPLD(Complex Programmable Logic Device)
→不揮発性メモリ(FLASH)内蔵
ソフトエラーが起こりにくい(SLC品)
どちらも Programmable
* P13 [#nb9b8dcf]
** ソフトエラーはまず起こらない [#n42514ed]
- 海面高度(地表)なら意識しなくてもOK
- 宇宙ステーションに納めるサーバを作るなら絶対必須
- 高可用性を求める機器(サーバ、車載ECUなど)はCPLDで
- 例:Virtex7 UltraScaleシリーズでは30FIT(UG116, P30)
* P14 [#t0228973]
** まとめ [#zaf58e42]
- FPGAはLUTで論理回路を構成するprogrammableな素子
- ソフトエラーは宇宙線が素子に命中すると起こる問題
- FPGAは揮発性メモリ内蔵で、ソフトエラーに弱い
- CPLDは不揮発性メモリ内蔵で、ソフトエラーに強い
- ソフトエラーは電源再投入で直る (ことが多い)
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#contents
* P1 [#lf06b971]
FPGAのアーキテクチャとソフトエラー起因の可用性低下
** 日付 [#zf67e761]
2/15
** 主催者 [#v30578cb]
たつやさん (@zerokfy)
* P2 [#x9193804]
** 自己紹介 [#wf60da7f]
- 名前: たつやさん (@zerokfy)
- お仕事: FPGA向け論理設計・組み込みソフト設計
- 活動: インフラ勉強会で発表(2回目)
FPGA向けCPU(RISCーV)開発 (進捗、ナイデス)
- 興味: 最近sphinxを覚えたいなと思っている
* P3 [#e76b3b73]
** 今日の目的 [#v038eef2]
- FPGAのアーキテクチャ(構成)がわかる
- ソフトエラーの発生メカニズムがわかる
- ソフトエラー発生時の現象と対策がわかる
* P4 [#h6e1c0ff]
** FPGAは無数のスイッチと素子からなる [#p0fc6ee7]
FPGA:Field Programmable Gate Array
- FPGA
-> FPGA(内部)
-> 配線接続部
-> スイッチ素子
-> SLICE or LogicElement
-> LUT (本日の主役)
-> FF (記憶素子)
* P5 [#c7134559]
** PLUT・スイッチの使用例 [#rcc87e1a]
- 論理回路
in_A -------)
-------| ) out_X
in_B | )----------
-------| )
-------)
- FPGAでの実装
※論理回路とFPGAでの実装回路は等価に使用できる。
* P6 [#wf81039b]
** 論理回路をまとめてLUT実装にする [#hbe5a1f9]
* P7 [#rcfc1c1f]
** FPGAに回路を実装する場合 [#v9b6a8ca]
* P8 [#g8d9c6ec]
** FPGAに中性子(宇宙線)が当たる →ソフトエラー [#s94a672f]
* P9 [#ld0e0f6c]
** ソフトエラーからの復帰 [#s5197cf0]
+ 1.Partial Reconfiguration
回路の動作を止めることなく、FPGAの一部を書き直す
(For玄人・・・欠点:領域境界のFF値が不定になる)
* P10 [#tf375260]
** ソフトエラーからの復帰 [#sd91b275]
+ 2.巡回修理
動作中ずっとFLASHから書き直す
欠点:書き直し論理に命中したら救えない
* P11 [#o96fbf95]
** ソフトエラーの予防 [#v96f2476]
+ 1.三重化論理+多数決回路
論理を三重化して多数決回路を挿入する
多数決が全員一致でなくなったら書き直し要求するなど
欠点:回路規模が3倍+α
* P12 [#ab4018d0]
** ソフトエラーに強いCPLD [#y7151482]
- FPGA(Field Programmable Gate Array)
→揮発性メモリ(SRAM)内蔵
ソフトエラーが発生しやすい
- CPLD(Complex Programmable Logic Device)
→不揮発性メモリ(FLASH)内蔵
ソフトエラーが起こりにくい(SLC品)
どちらも Programmable
* P13 [#nb9b8dcf]
** ソフトエラーはまず起こらない [#n42514ed]
- 海面高度(地表)なら意識しなくてもOK
- 宇宙ステーションに納めるサーバを作るなら絶対必須
- 高可用性を求める機器(サーバ、車載ECUなど)はCPLDで
- 例:Virtex7 UltraScaleシリーズでは30FIT(UG116, P30)
* P14 [#t0228973]
** まとめ [#zaf58e42]
- FPGAはLUTで論理回路を構成するprogrammableな素子
- ソフトエラーは宇宙線が素子に命中すると起こる問題
- FPGAは揮発性メモリ内蔵で、ソフトエラーに弱い
- CPLDは不揮発性メモリ内蔵で、ソフトエラーに強い
- ソフトエラーは電源再投入で直る (ことが多い)
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