Java基礎文法最速マスターCommentsAdd? Starcardanojp (green)fu9suke (green)kikyouno (green)aont17bhuh †
Java †
Javaの文法一覧です。他の言語をある程度知っている人はこれを読めばJavaの基礎をマスターしてJavaを書くことができるようになっています。簡易リファレンスとしても利用できると思いますので、これは足りないと思うものがあれば教えてください。
1. 基礎 †
classの作成 †
プログラムはclassに記述します。たとえばSampleという名前のclassを作る場合、Sample.javaファイル内に次のように書きます。
public class Sample {
}
mainメソッドの作成 †
プログラムはclass内のmainメソッドの先頭から実行されます。mainメソッドは次のように書きます。
public class Sample {
public static void main( String[] args ) {
// 処理を書く
}
}
System.out.printlnメソッド †
文字列を表字するメソッドです。
System.out.println( "Hello world" );
コメント †
コメントです。
// 一行コメント
/*
複数行コメント
*/
/**
JavaDocコメント
*/
変数の宣言 †
変数の宣言です。変数の宣言時にはデータ型を指定します。
// 変数
int num;
データ型 †
データ型です。Javaのデータ型にはプリミティブ型と参照型があります。以下はプリミティブ型のデータ型です。
// int(整数)型
int num;
// char(文字)型
char c;
// float(単精度浮動小数点)型
float value;
// double(倍精度浮動小数点)型
double value;
// boolean(論理)型
boolean flag;
以下は参照型のデータ型です。
// String型
String s;
// Date型
Date d;
// 配列型
String[] array;
プログラムのコンパイル †
プログラムをコンパイルするには、コマンドラインで以下のようにします。
javac Sample.java
プログラムの実行 †
プログラムを実行するには、コマンドラインで以下のようにします。
java Sample
2. 数値 †
数値の表現 †
int、float、double型の変数に数値を代入できます。int型には整数だけ代入できます。float、double型には整数でも小数でも代入できます。
int i = 2;
int i = 100000000;
float num = 1.234f;
double num = 1.234;
四則演算 †
四則演算です。
num = 1 + 1;
num = 1 - 1;
num = 1 * 2;
num = 1 / 2;
商の求め方です。割る数と割られる数が両方とも整数の場合、計算結果の小数点以下が切り捨てられます。
num = 1 / 2; // 0
割る数と割られる数のどちらかが小数の場合、計算結果の小数点以下が切り捨てられません。
num = 1.0 / 2; // 0.5
num = 1 / 2.0; // 0.5
num = 1.0 / 2.0; // 0.5
余りの求め方です。
// 余り
mod = 4 % 2
インクリメントとデクリメント †
インクリメントとデクリメントです。
// インクリメント
++i;
// デクリメント
--i;
3. 文字列 †
文字列の表現 †
文字列はダブルクォートで囲みます。
String str = "abc";
文字列操作 †
各種文字列操作です。
// 結合
String join = "aaa" + "bbb";
// 分割
String[] record = "aaa,bbb,ccc".split( "," );
// 長さ
int length = "abcdef".length();
// 切り出し
"abcd".substring( 0, 2 ) // abc
// 検索
int result = "abcd".indexOf( "cd" ) // 見つかった場合はその位置、見つからなかった場合は-1が返る
4. 配列 †
配列変数の宣言 †
配列です。
// 配列の宣言
int[] array;
配列の生成 †
配列の生成です。配列の生成時には要素数を指定するか、初期データを指定します。
int [] array;
// 要素数を指定して配列を生成
array = new int[5];
// 初期データを指定して配列を生成
array = new int[] { 1, 2, 3 };
// 宣言と同時に配列を生成
int[] array2 = new int[5];
配列の要素の参照と代入 †
配列の要素の参照と代入です。
// 要素の参照
array[0]
array[1]
// 要素の代入
array[0] = 1;
array[1] = 2;
配列の要素数 †
配列の要素数を取得するには以下のようにします。
array_num = array.length;
配列のコピー †
配列の要素を別の配列にコピーするには以下のようにします。
int[] from = new int[] { 1, 2, 3 };
int[] to = new int[5];
System.arraycopy( from, 0, to, 0, from.length );
5. 制御文 †
if文 †
if文です。
if ( 条件 ) {
}
if ~ else文 †
if ~ else文です。
if ( 条件 ) {
} else {
}
if ~ else if 文 †
if ~ else if文です。
if ( 条件 ) {
} else if ( 条件 ) {
}
while文 †
while文です。
int i = 0;
while ( i < 5 ) {
// 処理
++i;
}
for文 †
for文です。
for ( int i = 0; i < 5; ++i ) {
}
for-each文 †
for-each文です。配列の各要素を処理できます。
int[] fields = new int[] { 1, 2, 3 };
for ( int field: fields ) {
}
6. メソッド †
Javaでは関数をメソッドと言います。メソッドを作るには次のようにします。戻り値を返却するにはreturn文を使います。
static int sum( int num1, int num2 ) {
int total;
total = num1 + num2;
return total;
}
9. ファイル入出力 †
ファイル入出力です。ファイル入出力を行うには、プログラムの先頭に以下を記述します。
import java.io.*;
以下がファイル入力の雛形になります。ファイルのオープンや読み込みに失敗した場合、catch節に処理が移ります。
BufferedReader reader = null;
try {
reader = new BufferedReader( new FileReader( filename ) );
String line;
while ( ( line = reader.readLine() ) != null ) {
}
} catch ( IOException e ) {
// エラー処理:
} finally {
if ( reader != null ) {
try {
reader.close();
} catch ( IOException e ) {}s
}
}
以下がファイル出力の雛形になります。ファイルのオープンや書き込みに失敗した場合、catch節に処理が移ります。
PrintWriter writer = null;
try {
writer = new PrintWriter( new BufferedWriter( new FileWriter( filename ) ) );
writer.println( "abc" );
writer.println( "def" );
writer.println( "fgh" );
} catch ( IOException e ) {
// エラー処理:
} finally {
if ( writer != null ) {
writer.close();
}
}
知っておいたほうがよい文法 †
Javaでよく出てくる知っておいたほうがよい文法の一覧です。
繰り返し文の途中で抜ける †
繰り返し文の途中で抜けるにはbreak文を使用します。
for ( i = 0; i < 5; ++i ) {
if ( 条件 ) {
break; // 条件を満たす場合、for文を抜ける。
}
}
繰り返しの残り部分の処理をスキップする †
残りの部分処理をスキップし、次の繰り返しに進むにはcontinue文を使用します。
for ( i = 0; i < 5; ++i ) {
if ( 条件 ) {
continue; // 条件を満たす場合、残りの部分処理をスキップし、次の繰り返しに進む。
}
}
例外処理 †
例外を投げるにはthrow文を使用します。
throw new Exception( "Error messsage" );
例外処理をするにはtry ~ catch文を使用します。
try {
// 例外が発生する可能性のある処理
} catch ( Exception e ) {
// 例外発生時の処理
}
Java参考資料 †