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F37fc642e7ac0bf345e6a0d28e497e68 @tarosa0001 2018年02月19日に更新
【超初心者向け】Struts2超入門 - 2018年版
JavaEclipseWebstruts2Servlet,JSP
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レガシーという人もいるかも知れませんが、Struts2の入門編の記事です。
最近ではクライアントサイドの新しい技術も発展し、Struts2はおろか、サーバサイドの技術そのものがレガシーという人もいるかも知れません。
しかしながら、現役で動いているものにぶつかってしまったときは、どうしても理解が必要なものです。 筆者は最近そんなパターンにぶつかって、頑張って勉強しました。
HelloWorldを作ろうとした時、中々すべてをカバーする文献が見つからず苦労したので、その時の備忘を兼ねて今回の記事を執筆します。
Struts2は、レガシーと言われても、割とバージョンアップが盛んなようで、まだ新しくなり続けています。 一旦、今回の記事執筆時点で最新のバージョンを使用して、Struts2の開発環境が構築できるものを、HelloWorldを通じて紹介していきたいと思います。
Javaで実装するMVCモデルを採用したWebアプリケーションフレームワークです。 MVCモデルとは、Model(データ)、View(画面)、Controller(業務ロジック)を分離して実装しようという考え方です。 ただし、Struts2にはVとCを分離する機能はあっても、MをCから分離する機能は提供されていないので、そこは別にORマッパなどを導入して実現することが多いです。
以前、Strutsというフレームワークが存在し、一世を風靡した時代がありましたが、Struts2は根本的には別物です。
元々の開発経緯も全く別物で、「WebWork2」という名称で開発されていて、Strutsのサポート終了とともに、その名称がStruts2に変更されたというもののようです。
Struts2は現在もまだサポートが続いており、新しいバージョンも割と頻繁にリリースされています。
少し話がそれましたが、企業システムなど、大規模なWebアプリケーションにStruts2を導入することで飛躍的に生産性が向上できます。 また、Struts2に限ったことではありませんが、フレームワークを導入することで、開発者のクセによる実装方針の違いなどを吸収し、平準化すことができます。 ただ、導入に手間がかかるので、小規模の開発には向かないと筆者は考えています。
これから、Struts2でHelloWorld?を実現するための、開発環境を構築していきます。
構築方法には、3通りあります。
今回は、自力で構築します。
2は、まずMavenを勉強する必要があることと、環境によっては使用できないこともあります。 3は、使おうとしても、デフォルトの状態からエラーで起動できないので、使うくらいなら自力で構築したほうが早いです。 ※個人的にはちゃんとエラーのないものを提供してほしいと思ってます…
よって、手を動かして覚えることも兼ね、自力で構築しましょう!
筆者は基本開発には統合開発環境を使用します。 Java系の開発では基本Eclipseを使用すると思いますが、今回もEclipseを使用します。
筆者が使用している環境は「Eclipse4.4(Luna)」です。 Eclipseのバージョンは同じでなくてもできますので、読者の方々は手近なものを使用してください。
①ファイル > 新規 > その他 > Web > 動的Webプロジェクトを選択し次へ進みます。 p1.jpg
②次の情報を入力して次へ進みます。
設定項目
設定値
プロジェクト名 Struts2HelloWorld? ※プロジェクト名は自由に決めていただいて構いません ターゲット・ランタイム Tomcat8 (Java8) 動的webモジュールバージョン 3.1 構成 Tomcat8 (Java8)デフォルト構成
p2.jpg
③フォルダーの追加で「resources」フォルダを追加して次へ進みます。 p3.jpg
④web.xmlデプロイメント記述子の生成にチェック入れ、完了します。 p4.jpg
⑤次の画像のようにプロジェクトができれば、プロジェクト作成完了です。 p5.JPG
作成したプロジェクトにStruts2を導入します。
こちらからStruts2をダウンロードします。
本記事執筆時点で最新は、「2.5.14.1」のようです。
HelloWorld?では使用しませんが、サンプルアプリケーション付きの「struts-2.5.14.1-all.zip」をダウンロードします。 また、後で必要になるので、「log4j-core-2.9.1.jar」を別にダウンロードしておいてください。 p6.jpg
「struts-2.5.14.1-min-lib.zip」は最少構成でのStruts2の空プロジェクトです。
筆者の環境では、最初からエラーで起動できませんでした。 解決するのも面倒くさかったので、筆者は最初から自力で構築しましたが、こちらをうまく使えるようにできたというかたは、コメントいただけると幸いです。
プロジェクトにStruts2を導入します。 ダウンロードしたstruts-2.5.14.1-all.zipを解凍し、libフォルダから以下のjarファイルを「プロジェクトルート/Struts2HelloWorld?/WebContent?/WEB-INF/lib」フォルダにコピーします。
ファイル名
備考
commons-fileupload-1.3.3.jar commons-io-2.5.jar commons-lang-2.4.jar commons-lang3-3.6.jar commons-logging-1.1.3.jar freemarker-2.3.26-incubating.jar javassist-3.20.0-GA.jar log4j-api-2.9.1.jar log4j-core-2.9.1.jar 別にダウンロードしたjarファイルです。 ognl-3.1.15.jar struts2-core-2.5.14.1.jar xmlpull-1.1.3.1.jar xpp3_min-1.1.4c.jar xstream-1.4.10.jar
こちらがStruts2を動かす上での最少ライブラリ構成です。 p7.JPG
「/Struts2HelloWorld?/resources」にStruts2の設定ファイルである、「struts.xml」を作成します。
余談ですがStruts2では、ゼロコンフィギュレーションと言って、XMLによる設定ファイルはなくてもアプリケーションを実装できます。 しかし、開発者はXMLが好きなのかStruts2を導入していても、筆者が見てきたケースは大体XMLが書いてあります。 アプリケーションの設定が、このファイルだけみれば分かるという利点はあるものの、わざわざ設定ファイルを書く手間を考えれば、ないものはないに越したことはないと筆者は考えています。
特にStruts2では、冒頭でも述べたとおり、SpringやORマッパといったほかのフレームワークと組み合わせて使うことが多く、フレームワークごとにXMLによる設定ファイルが必要なので、管理すべきXMLがむちゃくちゃ増えます。 そのXML地獄から開発者を解放してくれるためのゼロコンフィギュレーションのはずですが、なぜか利用されてません(笑)
長くなりましたが、今回はより多くのケースに合わせ、設定ファイルも一緒に書きます。 コメントも一緒に記載していますが、今のところは読み飛ばしてください。
■struts.xmlの記載内容
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <!DOCTYPE struts PUBLIC "-//Apache Software Foundation//DTD Struts Configuration 2.0//EN" "http://struts.apache.org/dtds/struts-2.0.dtd"> <struts> <!-- アクションのパッケージ定義 --> <package name="default" extends="struts-default"> <!-- Hello worldのサンプルアクション --> <action name="hello" class="sample.HelloWorldAction" method="execute"> <result name="success">/view/sample/HelloWorld.jsp</result> </action> </package> </struts>
もう一つ、ログ出力ライブラリである「log4j2」の設定ファイル「log4j2.xml」を配置します。
■log4j2.xmlの記載内容(コメントの部分は任意に復活させてください)
?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
!DOCTYPE configuration>
Configuration status="off">
<!-- ログに使用するAppenderの設定 --> <Appenders> <Console name="STDOUT" target="SYSTEM_OUT"> <PatternLayout> <pattern>[%d{yyyy-MM-dd HH:mm:ss.SSS}], %-5p, %t, %c, %m%n</pattern> </PatternLayout> </Console> <RollingFile name="FILE" fileName="./log/appLog.log" filePattern="appLog-%d{yyyy-MM-dd}-%i.log"> <TimeBasedTriggeringPolicy />!-- <SizeBasedTriggeringPolicy? size="100MB" /> -->
<DefaultRolloverStrategy max="3"/> </RollingFile> </Appenders>
<!-- 出力に使用するロガーの設定 --> <Loggers> <Root level="DEBUG"> <AppenderRef ref="STDOUT" level="INFO"/>
!-- <AppenderRef? ref="FILE" /> -->
</Root> </Loggers>/Configuration>
これは必要ありませんが、「struts.properties」というファイルを同フォルダに配置し、「struts.ui.theme=simple」と記載しておくとStruts2による自動スタイルシートタグ生成が抑制できるので便利です。
2.3 構成の確認 ここまでで、Struts2の導入が完了しました。
結構な量の作業をしたので、構成したプロジェクトのツリーを記載します。
プロジェクトが以下のツリーになっていれば開発環境の構築は完了です。
■プロジェクトのツリー構成 アプリケーションルート ├─src ├─resources │ log4j2.xml │ struts.properties │ struts.xml │ ├─build │ └─classes ※ここにはソース・フォルダに配置した資材と同じものが自動で生成されます │ log4j2.xml │ struts.properties │ struts.xml └─WebContent?
├─META-INF │ MANIFEST.MF │ └─WEB-INF │ web.xml │ └─lib commons-fileupload-1.3.3.jar commons-io-2.5.jar commons-lang-2.4.jar commons-lang3-3.6.jar commons-logging-1.1.3.jar freemarker-2.3.26-incubating.jar javassist-3.20.0-GA.jar log4j-api-2.9.1.jar log4j-core-2.9.1.jar ognl-3.1.15.jar struts2-core-2.5.14.1.jar xmlpull-1.1.3.1.jar xpp3_min-1.1.4c.jar xstream-1.4.10.jar
3. アプリケーションの実装 開発環境の構築ができましたので、ここからはアプリケーション本体の実装に入っていきます。
3.1. トップページの準備 アプリケーションアクセス時のトップページを準備します。
今回はJSPを使って実装します。
WebContent?を右クリック > 新規 > JSPでダイアログを開きます。 ファイル名に「index.jsp」と入力して完了します。 p8.jpg
■index.jsp
%@ page language="java" contentType="text/html; charset=UTF-8" pageEncoding="UTF-8"%>
!-- Struts2のタグライブラリを使用可能にする -->
%@ taglib prefix="s" uri="/struts-tags"%>
!-- タイプ宣言はHTML5のものを使用する -->
!DOCTYPE html>
html>
<head> <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=UTF-8"> <title>Struts2でHelloWorld</title> </head> <body> <!-- 入力フォームはStruts2のタグを使用します --> <s:form action="hello"> <s:textfield name="name" /> <s:submit value="HelloWorldページへ行く" /> </s:form> </body>/html>
3.2. Actionの実装 Struts2において、JSPからサブミットされた際など、Webアプリケーションの処理を担うクラスをActionと呼びます。 Actionや、遷移先のページは、struts.xmlに定義しているのですが、その説明は後程行うので、現時点では、下記の通り実装してください。
srcフォルダを右クリック > 新規 > クラスから、次の情報を入力して完了してください。
入力項目
入力値
パッケージ sample 名前 HelloWorldAciton?
p9.jpg
■HelloWorldAciton? package sample;
import org.apache.logging.log4j.LogManager?; import org.apache.logging.log4j.Logger;
/**
* [HelloWorldのアクションクラス]<br> * <br> * @author tarosa0001 */
public class HelloWorldAction? {
/** ロガー */ private Logger logger = LogManager.getLogger(HelloWorldAction.class);
/** 名前 */ private String name;
/** * [アクション実行処理]<br> * HelloWorldを出力する処理を実行する。<br> * 実行するメソッドは、struts.xmlで指定したメソッド名を使用して実装する。<br> * Struts2ではアクションの処理結果でページの遷移先を決定するが、 * 今回は"success"の固定文字列を返却する。<br> * <br> * @return */ public String execute() { logger.info("入力されたパラメータは「{}」です。", name); return "success"; }
/** * [名前取得処理]<br> * 名前を取得します。<br> * Struts2がフォームに入力された値をパラメータとしてする際、 * getterを使用するため、パラメータとして使用したい情報は、 * Actionクラスのプロパティとして宣言しておき、getterを用意する。 * <br> * @return 名前 */ public String getName() { return name; }
/** * [名前設定処理]<br> * 名前を設定します。<br> * getter同様、ページ間で受け渡したい値はsetterを用意しておく。<br> * <br> * @param name 名前 */ public void setName(String name) { this.name = name; }
}
3.3. 遷移先の実装 トップページのボタンを押した際の遷移先を実装します。 WebContent?ディレクトリ内にview/sampleフォルダを作成し、そちらに遷移先ページを配置します。
配置ディレクトリ自体はWebContent内であればどこでもいいのですが、今回は上記ディレクトリとします。
トップページと同様の手順でsampleフォルダ内に「HelloWorld?.jsp」を追加してください。
■HelloWorld?.jsp
%@ page language="java" contentType="text/html; charset=UTF-8" pageEncoding="UTF-8"%>
%@ taglib prefix="s" uri="/struts-tags"%>
!DOCTYPE html>
html>
<head> <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=UTF-8"> <title>Hello Struts2 world!</title> </head> <body> <!-- メッセージの間に渡されたデータを表示します。 --> Hello Struts2 world, <s:property value="name" />さん </body>/html>
3.4. アプリケーション設定の更新 ここまでで、アプリケーションの処理自体は実装完了です。
最後に、実装したアプリケーションがStruts2アプリケーションとして動作するための設定を行います。
プロジェクトのWEB-INF内に存在している「web.xml」を次のように変更してください。 Struts2というよりは、Webアプリケーション自体の基礎知識になるので、web.xml自体の説明は省略します。
■web.xml
?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
web-app xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
xmlns="http://xmlns.jcp.org/xml/ns/javaee" xsi:schemaLocation="http://xmlns.jcp.org/xml/ns/javaee http://xmlns.jcp.org/xml/ns/javaee/web-app_3_1.xsd" id="WebApp_ID" version="3.1"> <display-name>Struts2HelloWorld</display-name> <welcome-file-list> <!-- アプリケーションルートであクセした時の表示ファイル設定 --> <!-- 必要はありませんが、今回はURLの入力間違いも防ぐため、index.jspのみとします。 --> <welcome-file>index.jsp</welcome-file> </welcome-file-list>
<!-- Struts2のサーブレットフィルタ --> <filter> <filter-name>struts2</filter-name> <filter-class>org.apache.struts2.dispatcher.filter.StrutsPrepareAndExecuteFilter</filter-class> </filter>
<!-- URLに対して使用するフィルタの設定 --> <filter-mapping> <filter-name>struts2</filter-name> <url-pattern>/*</url-pattern> </filter-mapping>
/web-app>
3.5. 実装の完了 web.xmlの設定も更新し、いよいよStruts2アプリケーションの実装完了です。
確認のため、最終的なツリーを記載します。
■完成したプロジェクトのツリー プロジェクト・ルート ├─src │ └─sample │ HelloWorldAction?.java │ ├─resources │ log4j2.xml │ struts.properties │ struts.xml │ ├─build │ └─classes │ │ log4j2.xml │ │ struts.properties │ │ struts.xml │ │ │ └─sample │ HelloWorldAction?.class │ └─WebContent?
│ index.jsp │ ├─META-INF │ MANIFEST.MF │ ├─view │ └─sample │ HelloWorld.jsp │ └─WEB-INF │ web.xml │ └─lib commons-fileupload-1.3.3.jar commons-io-2.5.jar commons-lang-2.4.jar commons-lang3-3.6.jar commons-logging-1.1.3.jar freemarker-2.3.26-incubating.jar javassist-3.20.0-GA.jar log4j-api-2.9.1.jar log4j-core-2.9.1.jar ognl-3.1.15.jar struts2-core-2.5.14.1.jar xmlpull-1.1.3.1.jar xpp3_min-1.1.4c.jar xstream-1.4.10.jar
4. 実行 さて、ここまでで実装と設定が完了しました。 いよいよ、実装したアプリケーションを動かします。
4.1. Tomcatの準備 Webアプリケーションを動作させるためのサーブレットコンテナを準備します。
今回は、Tomcatをサーブレットコンテナとして使用します。
①ウィンドウ > ビューの表示 > その他 > サーバを選択し、サービューを表示してください。 p10.jpg
②表示されたサーバー・ビューの余白を右クリック > 新規 > サーバーを選択し、新規サーバーダイアログを表示します。
「Tomcat v8.0 サーバー」を選択し、次へ進みます。
p11.jpg
③Struts2HelloWorld?を追加して完了します p12.jpg ※Struts2HelloWorld?が追加できない場合、プロジェクトの作成に失敗している可能性があります。 プロジェクトの構成がTomcat8に対応しているか確認してください。
4.2. Tomcatの起動 Tomcatを起動します。 サーバー・ビューに追加されたTomcatを右クリックし、開始してください。 p13.jpg
以下のような文字列がコンソールに出力されます。
赤字で出てきますが、エラーではありません。
■コンソールの出力内容 ※警告は無視してください。 警告: [SetPropertiesRule?]{Server/Service/Engine/Host/Context} Setting property 'source' to 'org.eclipse.jst.jee.server:Struts2HelloWorld?' did not find a matching property. [火 2 13 00:39:25 JST 2018] 情報: Server version: Apache Tomcat/8.0.20 [火 2 13 00:39:25 JST 2018] 情報: Server built: Feb 15 2015 18:10:42 UTC [火 2 13 00:39:25 JST 2018] 情報: Server number: 8.0.20.0 [火 2 13 00:39:25 JST 2018] 情報: OS Name: Windows 7 [火 2 13 00:39:25 JST 2018] 情報: OS Version: 6.1 [火 2 13 00:39:25 JST 2018] 情報: Architecture: amd64 [火 2 13 00:39:25 JST 2018] 情報: Java Home: C:\Users\Nakajima\Desktop\Personal\スキルアップ\pleiades\eclipse\jre\jre [火 2 13 00:39:25 JST 2018] 情報: JVM Version: 1.8.0_40-b25 [火 2 13 00:39:25 JST 2018] 情報: JVM Vendor: Oracle Corporation [火 2 13 00:39:25 JST 2018] 情報: CATALINA_BASE: C:\Users\Nakajima\Desktop\Personal\スキルアップ\pleiades\sample\.metadata\.plugins\org.eclipse.wst.server.core\tmp0 [火 2 13 00:39:25 JST 2018] 情報: CATALINA_HOME: C:\Users\Nakajima\Desktop\Personal\スキルアップ\pleiades\tomcat\8 [火 2 13 00:39:25 JST 2018] 情報: Command line argument: -Dcatalina.base=C:\Users\Nakajima\Desktop\Personal\スキルアップ\pleiades\sample\.metadata\.plugins\org.eclipse.wst.server.core\tmp0 [火 2 13 00:39:25 JST 2018] 情報: Command line argument: -Dcatalina.home=C:\Users\Nakajima\Desktop\Personal\スキルアップ\pleiades\tomcat\8 [火 2 13 00:39:26 JST 2018] 情報: Command line argument: -Dwtp.deploy=C:\Users\Nakajima\Desktop\Personal\スキルアップ\pleiades\sample\.metadata\.plugins\org.eclipse.wst.server.core\tmp0\wtpwebapps [火 2 13 00:39:26 JST 2018] 情報: Command line argument: -Djava.endorsed.dirs=C:\Users\Nakajima\Desktop\Personal\スキルアップ\pleiades\tomcat\8\endorsed [火 2 13 00:39:26 JST 2018] 情報: Command line argument: -Dfile.encoding=UTF-8 [火 2 13 00:39:26 JST 2018] 情報: The APR based Apache Tomcat Native library which allows optimal performance in production environments was not found on the java.library.path: C:\Users\Nakajima\Desktop\Personal\スキルアップ\pleiades\eclipse\jre\bin;C:\Windows\Sun\Java\bin;C:\Windows\system32;C:\Windows;C:/Users/Nakajima/Desktop/Personal/スキルアップ/pleiades/eclipse/jre/bin/../jre/bin/server;C:/Users/Nakajima/Desktop/Personal/スキルアップ/pleiades/eclipse/jre/bin/../jre/bin;C:/Users/Nakajima/Desktop/Personal/スキルアップ/pleiades/eclipse/jre/bin/../jre/lib/amd64;C:\Users\Nakajima\Desktop\Personal\スキルアップ\pleiades\java\8\bin;C:\gradle-4.0\bin;C:\app\Nakajima\product\11.2.0\dbhome_1\bin;C:\Windows\system32;C:\Windows;C:\Windows\System32\Wbem;C:\Windows\System32\WindowsPowerShell?\v1.0\;C:\Program Files\WIDCOMM\Bluetooth Software\;C:\Program Files\WIDCOMM\Bluetooth Software\syswow64;C:\Program Files\Intel\WiFi?\bin\;C:\Program Files\Common Files\Intel\WirelessCommon?\;C:\Program Files (x86)\Justsystems\JSLIB32\;C:\Program Files (x86)\Sony\VAIO Startup Setting Tool;C:\Program Files (x86)\Common Files\Sony Shared\FeliCaLibrary?;C:\Program Files\Common Files\Sony Shared\FeliCaLibrary?;C:\Program Files (x86)\Common Files\Sony Shared\FeliCaNFCLibrary;C:\Program Files\Common Files\Sony Shared\FeliCaNFCLibrary;C:\Program Files (x86)\GtkSharp?\2.12\bin;C:\maven\bin;C:\Program Files\nodejs\v6.10.2\;C:\cygwin64\bin;C:\Users\Nakajima\AppData?\Roaming\npm;C:\ProgramData?\Oracle\Java\javapath;;C:\Users\Nakajima\Desktop\Personal\スキルアップ\pleiades\eclipse;;. [火 2 13 00:39:26 JST 2018] 情報: Initializing ProtocolHandler? ["http-nio-8080"] [火 2 13 00:39:26 JST 2018] 情報: Using a shared selector for servlet write/read [火 2 13 00:39:26 JST 2018] 情報: Initializing ProtocolHandler? ["ajp-nio-8009"] [火 2 13 00:39:26 JST 2018] 情報: Using a shared selector for servlet write/read [火 2 13 00:39:26 JST 2018] 情報: Initialization processed in 951 ms [火 2 13 00:39:26 JST 2018] 情報: サービス Catalina を起動します [火 2 13 00:39:26 JST 2018] 情報: Starting Servlet Engine: Apache Tomcat/8.0.20 [火 2 13 00:39:26 JST 2018] 情報: Creation of SecureRandom? instance for session ID generation using [SHA1PRNG] took [117] milliseconds. [火 2 13 00:39:26 JST 2018] 情報: Starting ProtocolHandler? ["http-nio-8080"] [火 2 13 00:39:30 JST 2018] 情報: Starting ProtocolHandler? ["ajp-nio-8009"] [火 2 13 00:39:30 JST 2018] 情報: Server startup in 4438 ms [火 2 13 00:39:30 JST 2018]
「Server startup~」と出れば起動完了です。
4.3. アプリケーションにアクセス ブラウザを起動し、以下のURLを入力し、Webアプリケーションにアクセスします。
「http://localhost:8080/Struts2HelloWorld」
すると、実装したindex.jspの内容が表示されます。 p14.jpg
4.4. HelloWorld?ページに遷移 では、ここまで長々と実装してきたHelloWorld?を実行します。 テキストボックスに任意の値を入力し、「HelloWorld?ページへ行く」をクリックしましょう。
おめでとうございます!テキストボックスの入力値が受け継がれ、HelloWorld?が表示できました! p15.jpg
Actionにログを出力する処理を実装しているので、受け渡したデータはコンソールに出力しているログで確認できます。
5. アプリケーションの説明 皆様、お疲れ様でした。 ここまでで、HelloWorld?の実装が完了しました。 ここからは、アプリケーションの説明をしていきます。
5.1. JSPとアクション Struts2では、MVCモデルを採用しています。
多くの場合、View(画面)は、JSPを用いて実装し、JSPの各フォームやリンクなどの処理は、Javaを用いたクラスで実装します。
5.1.1. Action Actionとは、Struts2での業務処理を行うクラスです。 JSPのフォームをサブミットしたとき、Struts2の機能により、Actionが呼び出されます。 どのフォームでどんなActionを行うかは、formタグとStruts.xmlに定義します。
今回、HelloWorld?のActionは、ここで設定しています。
!-- formタグのaction属性で実行するActionを指定します。 -->
s:form action="hello">
Struts2では、JSPで使用できるタグライブラリが提供されており、Struts2を使用してアプリケーションを実装する場合、多くはこのStruts2提供のタグライブラリを使用します。 formをサブミットした時に使用するActionは、<s:form>タグの、action属性に指定し、Actionの具体的な設定は、Struts.xmlに記載します。 Struts.xmlについては、後述しますので、そちらで詳しく説明します。
5.1.2. 受け渡すデータ 画面上で入力したフォームなど、次の画面やActionクラスで使用するデータは、Actionクラスにプロパティとして保持します。 JSP上のタグに設定したname属性と一致する名称のプロパティを設定しておくと、Struts2の機能でフォームに対応したプロパティに値が設定されます。
今回はindex.jspで入力した名前しか受け渡していませんが、ページが大きくなると受け渡すデータが増えます。 そんな場合に、データを塊として保持するクラスが作りたい場合も出てくるでしょう。 そんな場合は、name属性に「.(ドット)」をつけて「クラス名.プロパティ名」の形式で記載します。
■例:LoginInfo?クラスのnameに値を設定する場合
s:textfield name="LoginInfo?.name" />
5.2. Struts.xml Struts.xmlは、Struts2の動きを制御する設定ファイルです。 こちらには、先ほど説明したformタグでのActionの設定や、アプリケーションで使用する定数などを定義します。
定数については、少ししか触れていませんが、struts.propertiesにまとめて記載することも出来ます。
他にもいろんな設定がありますが、ここでではHelloWorld?で使用したActionのみ説明します。 Struts.xml中、HelloWorld?のActionの設定はここです。
■HelloWorld?のアクション設定箇所
!-- Hello worldのサンプルアクション -->
action name="hello" class="sample.HelloWorldAction?" method="execute">
<result name="success">/view/sample/HelloWorld.jsp</result>/action>
Struts2では、Actionの名前、使用するクラス、メソッドを設定します。
定義したAction内に、Actionクラスからの戻り値によって、次の遷移先を定義します。 今回は、戻り値が"success"の場合しか定義していませんが、Action内の処理の結果によって遷移先を分けたい場合は、戻り値ごとに<result>タグを記載します。
遷移先のJSPは、WebContent?をルート(/)として、それ以降のツリーを記載します。
遷移元のJSPからの相対パスでも設定できますが、ずれたりすることもあるので、アプリケーションルートからの絶対パスで記載する方がよいでしょう。
5.3. web.xml web.xmlとは、Webアプリケーションの設定を記載するファイルですが、Struts2を使用する場合、Struts2用のサーブレットフィルタとマッピングを定義する必要があります。 こちらは特に変わったことをしない限り、上述したweb.xmlの内容から変わることはありません。
最後に ここまでで、Struts2を使用したWebアプリケーションのサンプルと、アプリケーションの説明はすべてです。
今回はあくまでサンプルですので、本当に最少構成で実装しました。 新規で一からStruts2アプリケーションを構築することは中々ないかもしれませんが、他にもいろんな機能があるので、興味がある方は是非試してみてください。
EX. 参考Web 今回の記事を執筆するに当たり、以下に掲載するWebページを参考にさせていただきました。
・2014年度版 Eclipse + Struts2 による Java Web アプリ開発入門 http://www.cyokodog.net/blog/first-struts2/
F37fc642e7ac0bf345e6a0d28e497e68
@tarosa0001
tarosa0001です。 いろんなところに散らばっている技術的ノウハウを、勉強したついでに集めて記載していきます。 よろしくお願いいたします。
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